- 茶畑から刈り取ってきた茶葉をコンテナに入れます。
このコンテナは茶葉が焼けないように下から冷風が出るようになっており、一つのコンテナに200kg近くまで積載できます。 - コンテナから出した茶葉を蒸す作業機械まで運びます。
- 蒸し器に入れる時に茶葉が均一に蒸せるように一定の量にします。
- 蒸し器からでてきた茶葉です。この時点で茶葉のいい香りがします。この工程で蒸し時間を長くすることで深蒸しにします。
- 昇降機で蒸した茶葉を粗揉機まで運びます。粗揉機は左右に一台ずつあり約60kgずつ熱を加えながら乾燥させていきます。
- 中の構造は、ゴム状の爪があり回転しながら茶葉を撚っていきます。品種によって時間は異なりますが仕上げにおおよそ60分位かかります。
- 乾燥させた茶葉を揉捻機にいれ、茶葉に残っている水分を出します。中に重しのついた分銅があり、これが茶葉に圧をかけて水分を出す仕組みになっています。こちらの工程は20分くらいです。
- 揉捻機で出た水分を再び乾燥させていきます。
- 乾燥させた茶葉を今度は精揉機に入れて、重しをかけながら水分を出し熱を加えて乾燥させていきます。この工程が茶葉を製造するうえで極めて重要となります。
- 最後に80℃位(天候や茶葉の状態によって多少誤差があります)の乾燥機に投入します。この工程を終了すると茶葉に含まれる水分はほとんどなくなります。
- これで荒茶が出来上がりです。この後、さらに仕上げ工場にて茶葉を篩いにかけて煎茶・茎茶・粉茶等に選別します。
- これで全ての工程が完成です。